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地震初級学習室 第二回 「地震と地震速報を知ろう」 [地震]

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おはようございます。

ダイキチです。

明日、1月17日は神戸淡路大震災(兵庫県南部地震)から19年になります。

地震でお亡くなりなった多くの方のご冥福をお祈りするとともに

地震による「被害をゼロに」を目指して活動しています。


私は、10歳の時に北海道でチリ地震で津波の恐ろしさを体験しました。

また、19歳の時に北海道で十勝沖地震を体験し、建物の倒壊を目の当たりにしました。


さらに、1995年には、兵庫県南部地震で、多くの友人が神戸地区で被災され、

また、多くのお客様が被災され、復旧活動に協力しました

さらに、2011年3月11日 東京渋谷で 東北大地震の恐ろしさを感じました。
 

私は、地震被害ゼロを目指し、自分の地震体験を子供さんやお孫さんに伝えたいとともに

幼稚園のお子様、小学校のお子様、中学校以上の生徒、学生

一般の方、国や県や市町村にお勤めの方々それぞれの方と

いっしょに地震に向かい合って行きたいと思います。

・ 地震のしくみを正しく理解しよう

・ 地震被害についてもっと知ろう

・ 地震被害をなくするために、できることから準備しよう

をキーワードに

地震災害ゼロを目指して、頑張って学習し、行動していきましょう。



それでは、今回は地震初級学習室 2回目「地震を知ろう、地震速報を知ろう」です。




それでは、第一回で学んだ地震はなぜおこるか。

復習しましょう。


では、地震動はなぜおこるのでしょうか。


地球の表面には、厚さ数10kmから100kmぐらいの岩盤(プレート)が

十枚以上あります。

この岩盤(プレート)は年間数cmの速さで移動し、地球の内部に沈み込んで

行くときに、プレート同士の境界で発生する「プレート境界型地震」、

海側のプレートが陸側のプレートに沈み込んでいくときに、

陸側のプレートが引っ張られ、耐え切れなくなって反発し地震が

発生します。この地震は、「海溝型地震」といいます。


次に、直下型地震について説明します。


陸のある地域の比較的浅い部分で発生する地震を

内陸型地震、直下型地震といいます。

陸側にあるプレートが引き込まれて活断層に歪が起こり

その歪によってエネルギーがたまり、耐え切れなくなって

発生する地震です。


東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震は

海溝型地震で、地震の大きさを表すマグニチュードは、「9」と

大きな地震でしたが、直下型地震はマグニチュード「7」程度と

言われています。

直下型地震は、震源が浅いため、マグニチュード7クラスでも

非常に強い揺れが地表に伝わるため、被害の及ぶ範囲が

狭い割には、局所的に大きな被害を及ぼすことになると想定

されています。

1995年に発生した兵庫県南部地震も、直下型地震でした。

このように、地震動はプレート境界型、海溝型、直下型の種類があり

震源の深さ、大きさが異なることを覚えておいてください。



・・・・・地震の波・・・・・

地震の波にはP波とS波という2つの波があります。

P波は、地震が起きた時に一番早く伝わる波です。

S波は、このP波の後に伝わる波で、激しい揺れを起こす波です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・地震の観測・・・・・

また、地震(地震動)を観測するために、全国の地中に数千台の

地震計が埋め込まれています。この地震計と気象庁のコンピュータの間は

ネットワーク網(通信網)でつながっていて、地震計からの情報を受け取れる

仕組みになっています。


 TVなどで地震が発生時に地震速報が出されますが、

気象庁から出される緊急地震速報

どのように出されるか知っていますか?


・・・・・緊急地震速報とは?・・・・・

それでは、緊急地震速報が出されるまでのステップを説明します。

1.地震が発生すると、震源に近い地震計はP波を観測し、この記録が

気象庁に送られます。


2.気象庁に送られてきた記録をもとに、地震の震源の位置、地震の強さ

(マグニチュード)、地震が発生した時刻を短時間に分析・評価し、

地震情報を配信機関(TV局、ラジオ局など)や防災機関に伝えます。


3.地震情報を受けた情報配信機関、防災機関は、気象庁から送られてきた

地震発生時刻、震源、マグニチュードをユーザー(市民など)に地震速報として伝えます。


気象庁は、緊急地震速報について次のように説明しています。

緊急地震速報とは、地震の揺れの警報・予報です。 緊急地震速報は地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた 観測データを素早く解析して、震源や地震の規模(マグニチュード)を 推定し、これに基づいて各地での主要道の到達時刻や震度を予想し 可能な限り素早く知らせるものです。 最大震度が5弱以上と予想された場合に、震度4以上が予想される 地域を対象に緊急地震速報(警報)を発表します

と説明しています。


第二回目「地震と地震速報を知ろう」は以上になります。



次回 地震初級学習室 第三回は 震度4、震度5弱などの「気象庁震度階級」について

学んでいきましょう。



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